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感染 体験談 2026-03-23

トリプルルーメンは、管理をサボると「感染製造機」になる

#中心静脈カテーテル#トリプルルーメン#カテーテル感染#ライン管理

「ルートがいっぱいあって便利〜!」なんて喜んでいる看護師、ちょっと待ってください。昔の私がそうでした。

トリプルルーメンは、口が3つある中心静脈カテーテルです。同時にいろいろ入れられて、たしかに便利。でもその便利さは、管理とセットで初めて成り立ちます。管理をサボれば、ただの感染製造機になりかねません。

便利さの裏にある、現場の現実

  • ポートが3つ=それだけ外界とつながる入り口が増える。触る回数、開け閉めの回数が増えるほど、菌の入るチャンスも増えます
  • 使っていないルートの管理が抜けやすい。ロックのし忘れ、放置が起こりがちです
  • 構造が複雑なぶん、入れ替えや接続でミスが起きやすい

3つあるということは、感染のリスクも、管理の手間も、その数だけ増えるということです。便利さと引き換えに、こちらの注意力を要求してくる管です。

一番こわいのは「どこにつながっているか」を把握せずに触ること

私がいちばんゾッとするのは、これです。どのラインがどのポートから、どこに向かっているかを分からないまま手を出すこと。

たとえば、昇圧剤の入ったラインを、メインの輸液だと思い込んで側管から急速に流してしまったら——。想像するだけで背筋が寒くなります。ラインを触る前に、これは何が、どこに、どのくらいの速さで入っている管なのか。指差しでいいから確認する。慣れてきたころほど、この一手を飛ばしがちです。

サボらないための、地味な習慣

カテーテルを入れるかどうか、いつ抜くかは医師の判断です。私たち看護師が持ち場でできるのは、日々の管理を淡々と続けることです。

  • 接続部を触るときは、その都度きれいにしてから
  • 使っていないルートも、決められた方法で管理し、放置しない
  • どのラインが何かを、勤務交代のたびに目で追って確認する
  • 刺入部の赤み・腫れ・熱感・発熱に気づいたら、医師に報告する

便利な管ほど、管理が命です。「便利〜」で終わらせず、その3倍手をかける。中心静脈カテーテルを見るたび、そう自分に言い聞かせています。

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参考文献

  • 血管内留置カテーテル関連血流感染(CRBSI)予防に関する感染対策の標準的ガイドライン
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